イベント

2013/12/19

イベント 対談:殿敷侃再考

森村泰昌(芸術家)×濱本聰(下関市立美術館館長)

2013年12月21日(土)14:00〜16:00(開場13:00)
会場:広島市現代美術館 ミュージアムスタジオ
定員:130名(開催当日10:00より受付にて整理券を配布します)
※参加無料、申込不要

コレクション展「コドクノチカラ」展出品作家の一人、広島出身の殿敷侃(とのしき・ただし/1942-1992)を取り上げ、森村が生前より殿敷との交流があった下関市立美術館館長、濱本聰氏と対談いたします。
社会への不条理に作品を通して一人孤独に異議を唱え、強烈なメッセージを伝えようとした作家の活動を振り返りながら再考します。


2013/12/14

ヨコハマトリエンナーレ2014 第3回記者会見

昨日12月13日、ヨコハマトリエンナーレ2014 第3回記者会見が横浜美術館レクチャーホールにて開催されました。
展覧会構成、参加作家第1弾(計7組)、ビジュアルデザインが発表されました。
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ビジュアルデザインについて説明する森村。
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ご登壇いただいた出品作家の皆さんと。左から高山明氏、上田假奈代氏、森村、グレゴール・シュナイダー氏、和田昌宏氏

ヨコハマトリエンナーレ2014のティザーサイトも本日公開されました。詳細はこちらのHPをご覧ください。

研究所所員より:展覧会構成を「忘却巡り」の旅とした上で、ビジュアルデザイン、出品作家選定理由など丁寧に語った森村。声高に叫ぶのではなく、静かな沈黙や小さな囁きにしっかりと耳目を傾けていく。そんなふうに表現者たちに向かい合う真摯な姿勢が伝わってきました。プレス関係者は静かに森村、出品作家の方々の抱負を聞き入っており、今後一体どんな発表がなされるのか、来年8月にどんなヨコハマトリエンナーレ2014が人々の目の前に現れるのか、注目の視線が舞台に注がれていました。
ビジュアルデザインの版の手作業の跡は波のように見えると話していましたが、その波のように心を静かにざわつかせながら当研究所所員も、ヨコハマトリエンナーレ2014の動向を見守っていきたいと思います。

開催概要
展覧会タイトル:ヨコハマトリエンナーレ2014
「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」
会期:2014年8月1日(金)~11月3日(月・祝)    
開場日数:89日間 ※休場日:第1・3木曜日(計6日間)
主会場:横浜美術館、新港ピア(新港ふ頭展示施設)


2013/12/13

対談:森村泰昌×荒木経惟 @資生堂 レポート

去る12月7日、「森村泰昌展 ベラスケス頌:侍女たちは夜に甦る」関連企画で森村と写真家・荒木経惟氏の対談が開催されました。
意外にも、この催しで初めてトークを行ったというお二人。
約40年前に森村が某撮影会で目撃した“アラーキー体験”。当時は遠くから講師としての荒木氏を見つめていた森村でしたが、長い時を経て実現したこの対談で、互いの写真表現への思いをたっぷり交わしていました。
「荒木さんご自身は天才と思っているか」、「私写真について」、「東京と大阪」などなど、話題はいろんな方向へと広がっていきました。
両者の形は違えど愛を大切に表現を続ける姿勢は非常に通じ合っており、会場のお客様もぐいぐいお二人の言葉に惹きこまれていきました。
荒木氏、森村の各作品スライドショーもとっておきのBGMとともに上映され、非常に濃密で、熱気に溢れた2時間となりました。
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2013/11/21

森村泰昌によるギャラリートーク@資生堂 フォトレポート

去る11月16日に、「森村泰昌展 ベラスケス頌:侍女たちは夜に甦る」関連企画 森村泰昌によるギャラリートークが資生堂銀座ビル 花椿ホールにて開催されました。
当日の様子をレポートいたします。
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トーク前半は、展覧会に出品された作品の構想から、プラド美術館でのロケ、撮影に用いられた立体まで、イメージが実際にかたちになるまで制作の裏側を語っていきました。
創作の様子を手に取るように分かる写真や森村の語りに、会場からは時折驚きや感嘆の声が響き渡りました。
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作品のイメージ画
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プラド美術館でのロケの様子
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フェリペ4世用の立体

中盤には、ヘアメイクを担当された計良宏文氏にもご登壇いただき、撮影現場の感想などコメントをいただきました。
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「この作品に関わったことで、未知の体験をさせていただいた。」と計良氏。
その後、YouTubeにて配信されているメイキングムービーのロングバージョンを上映しました。

後半は、森村がベラスケスの《ラス・メニ―ナス》と「どのように戯れるか」を考え、どうやって自身の作品へと着地していったのかを、ベラスケスの作品、絵画に描かれたマドリード王室の人々を取り上げながらトークを展開していきました。
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「画中に、過去、現在、未来の3つの開口部を見つけ出した」という森村。この開口部から出入りする森村本人が作品中に登場します。
展覧会をご覧になられた方々にとっても、もう一度細部まで鑑賞したくなる奥深いトークは、2時間半に渡る充実した時間となりました。


2013/11/02

ヨコハマトリエンナーレ2014 公式YouTubeチャンネル

ヨコハマトリエンナーレ2014の公式YouTubeチャンネルがオープンされました!

http://www.youtube.com/user/YokotoriOfficial/

アーティスティック・ディレクター森村が登壇した第1回、第2回記者会見、トリエンナーレ学校vol.3の映像が視聴できます。
今後も関連動画がアップされるそうです。ぜひ視聴してみてください。


2013/09/16

大野一雄フェスティバル2013 映像作品展示

場 所 : BankART Studio NYK 3F
  
会 期 : 2013年 9月27日~11月3日 11:30-19:00 (10月26日は休映)
  
入場料: 無料

上映作品 : 《「大野一雄/ラ・アルヘンチーナ頌」のために三つの映像》(2010年制作/11分12秒)
IMAG15562010年の大野一雄フェスティバルのパフォーマンス時に公開された映像作品が上映されます。


2013/07/31

トリエンナーレ学校vol.3 レポート

研究所所員より: 去る7月24日、ヨコハマ創造都市センターにて行われたトリエンナーレ学校vol.3に行ってきました。
この日のトークのお題は、「ヨコハマトリエンナーレ2014のコンセプトを語る!」。
5月の記者会見で発表したタイトル「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」をはじめ、コンセプトについて初めてサポーターの前で語る機会となりました。
森村から話された「忘却」等のキーワードは、これまでのヨコハマトリエンナーレや、他の国際展を見てきたサポーターにとっても非常に新鮮で様々なヴィジョンを思い起こさせたのではないでしょうか。
約1時間にわたるトークの後、サポーターからの質問に森村が直接回答するコーナーも設けられました。
寄せられた質問には、トークの中で森村が挙げた「集団生活」についての問いや、コンセプトについての素朴な疑問、森村が作品を出品するのかなどなど・・・・・、ヨコハマトリエンナーレに期待をするサポーターとの熱いやりとりが繰り広げられました。
いよいよ開催までちょうど1年となったヨコハマトリエンナーレ2014。展覧会オープンをカウントダウンするのに相応しい催しとなりました。
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