その他の情報

2011/11/02

紫綬褒章受章

この度、森村泰昌が紫綬褒章を受章することになりました。

皆様ご存じのように、この褒章は学術・芸術・スポーツ分野の
功労者に授与されるもので、長年の彼の活動が国によって認め
られた結果だと思います。顧みれば今年は第52回毎日芸術賞、
第24回京都芸術文化賞、日本写真協会賞と立て続けに受賞し
ました。そして最後に紫綬褒章。本当に受賞続きの一年でした。
今後とも森村の活動にご期待くださいますようよろしくお願い
申し上げます。

尚、本日産経新聞、毎日新聞、神奈川新聞ほか各紙にも森村の受章に対するインタビュー記事が掲載されています。

また、共同通信社Webサイトでも、今回の合同取材の様子を動画で視聴することができます。


2011/08/17

展覧会中止のお知らせ

お知らせ
10月8日より岩手県立美術館で開催予定にしていた、森村泰昌による
「非常時の芸術」について考える新作展が中止されることになりました。
以下、美術館からの公式な「お知らせ」全文を記します。
またこの中止について、森村がこのHPの日記のページに8月8日〜
17日付けで、一文を寄せていますので、そちらも御覧ください。
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「森村泰昌「人間風景」-萬鐵五郎、松本竣介、舟越保武とともに-」展
の中止について
 今秋、岩手県立美術館で開催する予定でおりました標記展覧会を中止
することとなりました。大変に残念なことですが、ご報告を申し上げます。

 この展覧会で、森村氏は、岩手ゆかりの3人の美術家、萬鐵五郎、
松本竣介、舟越保武の代表作からテーマを得て、それぞれの時代と
社会に向きあいつつ、3人ともに悩み苦しんで深い美術表現を獲得し
たことを森村氏自身の表現を通じて再現しなおし、美術は時代とどう
つながっているかということを、この岩手の現状の中において熟考して
みようと試みていました。森村氏の意図と情熱は、そのまま岩手県立
美術館の災害復興意識と合致し、また、美術館連絡協議会をはじめ
とする多くの関係の方々の共感も呼び、総意でもって展覧会準備を
進める力になっておりました。
 作品準備の努力は続けられ、完成まであと一歩というところまで来て
いましたが、森村氏がテーマに選んだ作品の一部が、そのご遺族から
使用許可を得られないという事態になりました。該当の作品も、近代
日本の社会から発した深刻な問題をテーマとして苦悩の底から制作
されていて、それだけに森村氏の共感も深く、また、そのために、
ご遺族には、森村氏の問題提起と該当作品がもつ固有の問題提起
とは一体にできない別個のものと認識され、数度の話し合いを経るも
認識の一致を見ることは叶いませんでした。結果として実現に踏み出
すことが不可能となり、このたびのプロジェクトを中止することに至りま
した。

 森村泰昌氏と美術館連絡協議会、岩手県立美術館の合議により、
標記展覧会の開催中止を決定いたしたことをここにご報告申しあげ
ます。

平成23年8月12日
                            岩手県立美術館
                             読売新聞社
                            美術館連絡協議会


2011/07/05

ART RAMBLE No.31

  2011年 6月30日  兵庫県立美術館・発行

 「その他」外伝 ― 「鼻がパイプの農婦」のこと   江上 ゆか・文、p6。

 「森村泰昌 なにものかへのレクイエム」展関連行事 紹介、p7。


2011/07/01

森村泰昌 新作展「絵写真+The KIMONO」

 2011年 7月6日   カタログ    (執筆)

 高島屋創業180周年記念展の冊子カタログに、「日本画と着物と写真表現をつなぐ」と題した
文章を執筆。他に北野恒富・筆「婦人図」から想を得た6点の新作、1983年に森村が制作した
シルクスクリーン作品、この作品を再構成してデザインされた訪問着などの図版が掲載。


2011/05/21

PSJ 日本写真協会会報

  2011年 5月1日    2011・夏  445号    (執筆)

 平成23年日本写真協会賞受賞者決定  作家賞:森村泰昌 紹介
【表紙写真】「なにものかへレクイエム 宙の夢/アルベルト2」 森村が小文を執筆、p19。


2011/04/27

受 賞 2件

 森村が下記の賞を受賞しましたのでご報告致します

ひとつは、公益社団法人 日本写真協会主催の「2011年写真協会賞 作家賞」

もうひとつは、京都中央信用金庫主催の「第24回京都美術文化賞」

 以上2件です。今年初めの「第52回 毎日芸術賞」から受賞続きです。


2011/04/13

Arts and Media volume 01 2011

  2011年 3月24日発行     (インタビュー)

 「2010年の森村泰昌論」アフターインタビュー by 川西 遥 
 大阪大学大学院・文学研究科 文化動態論専攻 アートメディア論研究室 紀要  p116-131

 このインタビューは、大学院の修士論文として「2010年の森村泰昌論」を執筆した
川西氏が、森村自身の「いま」感じていることを聞き出すべく、彼のもとを訪れて行われ
ました。同じ関西人同士の気安さからか、森村の肉声が聞こえてきそうな良いインタビュー
記事に仕上がっています。