速報 消滅のためのラストショー「Moe Nai Ko To Baを燃やす」写真レポート
11/3に開催されたヨコハマトリエンナーレ2014「消滅のためのラストショー「Moe Nai Ko To Baを燃やす」」のパフォーマンスの様子を公開します。
詳細は後日、文字レポートを加筆しアップします。
(掲載写真全て撮影:村松成美)
第一部「最後の朗読」@ 横浜美術館 第3話展示室
第二部「消滅の海へ」@ グランモール公園、美術の広場(横浜美術館前)
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11/3に開催されたヨコハマトリエンナーレ2014「消滅のためのラストショー「Moe Nai Ko To Baを燃やす」」のパフォーマンスの様子を公開します。
詳細は後日、文字レポートを加筆しアップします。
(掲載写真全て撮影:村松成美)
第一部「最後の朗読」@ 横浜美術館 第3話展示室
第二部「消滅の海へ」@ グランモール公園、美術の広場(横浜美術館前)
森村がアーティステック・ディレクターを務めたヨコハマトリエンナーレ2014が11/3に閉幕いたしました。
最終日には「消滅のためのラストショー「Moe Nai Ko To Baを燃やす」」を開催。
最後は、世界でただ1冊の本として制作された『Moe Nai Ko To Ba』に火が放たれ、展覧会は終わりを迎えました。
忘却の物語が終わっても、作品たちが横浜から去っても、きっと人々の記憶にこれからもずっと刻まれていくことでしょう。
ご来場いただいた皆様、この展覧会にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
写真:第一部「最後の朗読」でパフォーマンスをする森村。( 横浜美術館 第3話展示室)
(撮影:村松成美)
森村がアーティステック・ディレクターを務めるヨコハマトリエンナーレ2014。
8月1日に開幕した本展もいよいよ11月3日まで。
最終日の11月3日には「消滅のためのラストショー『Moe Nai Ko To Baを燃やす』」 が開催されます。
この展覧会でしか体感できない「忘却の旅」、そしてラストのパフォーマンスをお見逃しなく!
★ 11/3開催 消滅のためのラストショー「Moe Nai Ko To Baを燃やす」
「世界でただ1冊の本として制作された『Moe Nai Ko To Ba』(もえないことば)は、誰もが手に触れることができる作品として、ヨコハマトリエンナーレ2014に出展されました。この本を、小説『華氏451度』にちなみ、炎上される試みを実施いたします。
これは表現の自由を奪う焚書行為に対する抗議であり、また失われていくものすべてに対するレクイエムでもあります。
11月3日夕景に放たれる、ヨコトリ2014のラストをかざる炎のパフォーマンス。皆さまの最後のご来場、心よりお待ちしています。――森村泰昌」
日時:11月3日(月・祝)
第一部「最後の朗読」17:00~18:00 横浜美術館 第3話展示室
第二部「消滅の海へ」18:30~19:00 グランモール公園、美術の広場(横浜美術館前)
※第一部には展覧会チケットが必要です。
※当日『Moe Nai Ko To Ba』の閲覧は17:00までとなります。
※展覧会最終日は18:00まで開場します(入場は17:30まで)
展覧会開催概要
展覧会タイトル:ヨコハマトリエンナーレ2014
「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」
会期:2014年8月1日(金)~11月3日(月・祝)
開場日数:89日間 ※休場日:第1・3木曜日(計6日間)
主会場:横浜美術館、新港ピア(新港ふ頭展示施設)
公式サイト:http://www.yokohamatriennale.jp/2014/
2014年8月9日 J-Wave 19:00-
葉加瀬太郎さんが司会を務める番組に、森村がゲスト出演します。
サンクトペテルブルクについて語ります。
少し時間が経ってしまいましたが、7月31日に開催されたヨコハマトリエンナーレ2014 内覧会、8月1日の初日に行ってきました。
写真とともにレポートをお送りします。
第1会場の横浜美術館。ヴィム・デルボアの《低床トレーラー》がお出迎え。
本展は、2つの序章と11の挿話で構成されています。会場内では森村本人が見どころを案内する音声ガイドも有料貸出されています。
ぜひ、森村の言葉を聴きながら、展示室をまわってみてください!
第3話「華氏451はいかに芸術にあらわれたか」展示室内では「Moe Nai Ko To Ba」リーディングパフォーマンスが始まりました。
各国の言語の朗読に、観客も静かに耳を傾けます。
階段状の台の上に設置されたたった一つの本。写真は森村作品の頁。
アーティステック・ディレクターの森村は、まず記者会見に登壇。
展覧会のテーマ「忘却」におけるメッセージ、ヨコトリ展示作品への愛情、良い芸術を届けたいという強い思いを語りました。ひらがなカタログも森村自身から紹介。
記者会見後は、美術館グランドギャラリーに鎮座するマイケル・ランディ《アートビン》のパフォーマンスがスタート。失敗作を捨てる芸術のゴミ箱に、まずは森村が投棄!大きな筒を運んでいます。どんな作品でしょう?
階段を登り、ゴミ箱の上で作品を広げると、巨大な画面にグランドギャラリー内ではどよめきが!某美術館の開館記念展で発表したシリーズのうちの一点が、、、!投棄後は森村もアーティストの皆さんもなにかスッキリしたような清々しい表情をされていました。
第2会場の新港ピアへ。海に向かって忘却の旅の終幕への向かいます。
森村がときどき日記で紹介した大竹伸朗氏の作品。
夕方からはレセプションが開催されました。
森村がスピーチ。「今、お腹が空いています。喉も渇いています。でも、皆さんはこの展覧会を見て心は満たされていると思います。」会場内、温かい拍手!
出品作家の皆さんと。長い一日、本当にお疲れ様でした!
翌日8月1日に、ヨコハマトリエンナーレ2014開幕、初日を迎えました!
前日に引き続き、この日も森村が作品を投棄!
あっという間に作品が底へと落ちてペシャンコに!
この後も作家さん、学生の皆さんが次々と投棄し、アートビンの中は一気に失敗作が積み重なりました。
内覧会、初日のパフォーマンス経て無事に開幕した、ヨコハマトリエンナーレ2014。
鑑賞者一人一人がじっくり作品に向かい合えば合うほど、心に残っていく展覧会になっていると思います。
芸術の表面だけではなく、側面、そして背面まできちんと見続けて行くことで、作品の姿かたちが消滅しても、創り手がこの世からいなくなってしまっても、私たちの心に生かし、未来へと伝え続けていく大切さ。適切な表現か分かりませんが、そんなことを所員はこの展覧会から感じ取りました。
ぜひ皆さんも会場に足を運び、忘却の旅へと出掛けてみてください!
ヨコハマトリエンナーレ2014出品作家の釜ヶ崎芸術大学が、開校三年目の資金とヨコハマトリエンナーレ2014参加のための旅費等を集めています。
募集締め切りは9月1日まで。
詳細は https://motion-gallery.net/projects/cocoroom まで。
ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
昨日4月22日、ヨコハマトリエンナーレ2014 第4回記者会見が横浜美術館レクチャーホールにて開催されました。
アーティステック・ディレクターを務める森村から展覧会構成、参加作家第2弾(計62組)を発表しました。
展覧会構成について説明する森村。出品作家はアンディ・ウォーホル、ジョゼフ・コーネル、大竹伸朗、松井智惠のほか、会期が重なる2つの国際展(札幌国際芸術祭2014、福岡アジア美術トリエンナーレ)も展示に「漂流」し参加します。
出品作の一つ、”世界にただ一冊の本”「Moe Nai Ko To Ba」についても紹介しました。
ご登壇いただいた出品作家の皆さんと。左からトヨダヒトシ氏、森村、笠原恵実子氏
記者会見後、囲み取材にも対応していました。
展覧会構成、出品作家の詳細はヨコハマトリエンナーレ2014公式HPをご覧ください。
研究所所員より:ついに展覧会の全貌が明らかとなったヨコハマトリエンナーレ2014。展覧会は「ふたつの序章と11の挿話からなる「忘却の海」の漂流譚」として構成されており、章立てを読んでいるだけで大きな物語へと誘われるかのよう。記者会見で上映された展覧会構成と出品作家のスライドショーは、そんな物語の目次と挿絵を映し出しているかのように見え、静かに鳥肌が立ちました。森村は”世界にただ一冊の本”「Moe Nai Ko To Ba」を紹介した時に、展覧会最終日にこの本を燃やす儀式を行うことにも触れていましたが、このヨコハマトリエンナーレ2014という物語は、人々が「いつかは消えゆくもの」に対して考え、見つめていく大きな機会になるのではないでしょうか。
開幕日の8月1日まで後100日と少し。物語のページを開く夏がいよいよやってきます。
開催概要
展覧会タイトル:ヨコハマトリエンナーレ2014
「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」
会期:2014年8月1日(金)~11月3日(月・祝)
開場日数:89日間 ※休場日:第1・3木曜日(計6日間)
主会場:横浜美術館、新港ピア(新港ふ頭展示施設)