10月31日
京都市立芸術大学での学園祭で、「徹底討論 静聴せよ! 成長せよ!」を開催する。
第一部では、大学で教鞭をとる石原友明、金氏徹平氏と私とのトーク。第二部では、私と学生達、そして井上明彦教授のまじえたトーク。第三部では、現代美術二等兵をゲストに招き、3名の学生作品発表と批評。最後に現代美術一等兵と名乗る学生のパフォーマンスと映像で締めくくる。午後1時から6時まで、みっちり5時間。この模様はustreamで実況中継。
*写真は、学生食堂に設置されたトーク会場。
京都市立芸術大学での学園祭で、「徹底討論 静聴せよ! 成長せよ!」を開催する。
第一部では、大学で教鞭をとる石原友明、金氏徹平氏と私とのトーク。第二部では、私と学生達、そして井上明彦教授のまじえたトーク。第三部では、現代美術二等兵をゲストに招き、3名の学生作品発表と批評。最後に現代美術一等兵と名乗る学生のパフォーマンスと映像で締めくくる。午後1時から6時まで、みっちり5時間。この模様はustreamで実況中継。
*写真は、学生食堂に設置されたトーク会場。
大阪天王寺ミオが主催するミオ写真奨励賞というコンペの審査員をする。私は今回で3年目。他には写真家の今森光彦さん、大阪の国立国際美術館の島敦彦さんが審査員。送られて来た大量の作品から、組写真約30作を選ぶのはなかなかたいへんだ。他の数百点がすべて選外になるのは厳しすぎる。一日目は朝から夜まで終日かかる。
28日朝、台湾からのゲストが私の仕事場を訪問。それを終え、すぐにミオへ。二日目は早く終わる。
いろいろなことが続いて頭がぼーっとしている。
*写真はミオ審査会場。
10月20日
広島入り。広島市現代美術館での個展「なにものかへのレクイエム」の展示が始まる。実際には建て込みはもう始まっていて、20日からいよいよ作品展示となる。意外と順調に作業は進む。
10月21日
朝8時半から原爆資料館見学。そのあと美術館に直行。
展示の指示をしながら、23日に披露するピアノ演奏の練習をする。
夜は、美術館の神谷さん、角さん、それにビデオ映像の展示のため19日から広島入りしてくれている岸本さんらと「とと屋」にて夕食。穴子の刺身、白焼き、蒸したウチワエビ、ミズイカ刺身、ノドグロ、穴子飯など、海の幸を堪能。
*写真は、まるでフグのテッサのような、穴子の刺身
10月22日
展示は順調に進む。
23日レクチャーとピアノ演奏のリハを行う。
会期中に開催する、バスツアーの内容についてなかなか決まらず、結局この日は夜の11時近くまで美術館にとどまる。しかし私が出た時も、学芸課には大勢の若いスタッフが残っていた。
*展示風景。今回は野外にも展示!!
10月23日
朝から、本日のレクチャーやその後のパーティのスピーチの準備、またそのパーティの席上でゲストに手渡すプレゼントのパッケージングなどで、ホテルの部屋に缶詰状態。昼抜きでやり、ギリギリで美術館に到着。
あまりにたくさんの人が来ていたので、会場を巡りながらのレクチャーには一苦労。そのあと、映像作品「海の幸」にあわせてピアノを弾く。まずまずよかった、ような気がする。
大幅に時間が延びたため、すぐにオープニングセレモニーが美術館ロビーで始まった。
セレモニー終了後、貸し切りバスで移動、フランス料理店ル・ジャルダン・グルマンでパーティ。台湾からの4人のゲストを交えた、楽しい夕食会となった。
デザートの前に、台湾からのゲスト、チェンさん夫妻に私からのプレゼント贈呈などを終え終了。
*美術館エントランスの垂れ幕
10月24日
大阪に戻る。節々が痛い。きっと慣れないピアノ演奏で、いつもは使わない筋肉を使っていたのだろう‥‥。
朝10時から夜8時前まで、大阪心斎橋についての取材を行う。
木ノ下智恵子さんからの依頼で、大阪本「大阪観光/美術家編」(仮)に参加、
その取材である。橋爪節也氏にも参加していただき、総勢8名であちこち巡る。
三木楽、てんぐ(和装履物)、小大丸ビルの社長さん達からもいろいろな話が聞けた。取材の最後に中尾書店の4階で橋爪節也氏と対談。最後はかなりフラフラ状態で解散。
*写真は、取材時に通った「写真のツバメヤ外観」
朝から兵庫県立美術館に行く。
「なにものかへのレクイエム」の兵庫展に先駆けて、常設展示室での特別展「その他のちから/森村泰昌の小宇宙」という個展を11月から開催する。その出品作をまとめて、カタログを兼ねた書籍を造る。印刷物のための作品撮影と、本に載せるためのインタビューを、朝の10時から始め、夕方6時前まで行う。
私がかつて制作した、小品、カレンダー、招き猫、ポートフォリオ、「書」など、主要作品と呼ばれるもの以外の「その他」と分類される作品の数々を某コレクターが蒐集、これが現在兵庫県立美術館にある。ひさしぶりに観るそれらの「その他」と分類される作品は、自分で言うのもナンだが、かなり上質の作品だった。まさに展覧会タイトルどおり、「その他のちから」が現れたコレクションである。ちょっと、いや相当に嬉しくなる。いい展覧会になると思う。そしていい本ができると思う。
*写真は、作品写真撮影のためにセッティングされた作品のひとつ
昨日と今日、はじめての人間ドック受診の予定だったが、昨日14日、一日目の受診の後帰って熱を計ると、37度台になっていた。東京でひいた風邪をこじらせたらしい。かかりつけの内科と耳鼻科をはしごする。人間ドックに行きながら、他にふたつも病院を渡り歩くというのは不思議な気分だ。どうも体が良い人でないと人間ドックにはふさわしくないようだ。
このことは、スポーツジムにもあてはまる。ジムは元気な人がさらに元気になるために行くところである。ジムに行けるくらい元気であれば、なにも問題はないということであろう。
そんなわけで15日の二日目の人間ドックはキャンセルし、家でぶらぶらした。
元気になったら再度続きを受ける。元気になったら病院に行く、というのもやっぱりヘンな話である。
9月10日、東京に行く。午後、神田の写真弘社でたくさんの写真プリントのチェック。夜は、日比谷の高橋コレクション展のオープニングパーティに参加。
大勢の人がいる場所では、あちこちからいっぱいいろいろな音や声が耳に入って来て、今目の前のいる人の声がかき消される。以前、自分は難聴気味なんだろうかと医者に診てもらったこともあるが、正常だとのこと。私の精神はノイズカットの機能が働いていないのだろうか。
ホテルに戻ると喉が痛い。今年はよく夏風邪をひく。
9月12日。ウチのピラカンサスの鉢に突然キノコがはえていた。全長10センチを超えるキノコ。キノコ通でもある写真評論家の飯沢耕太郎さんにさっそくメールを打つと返事をすぐにいただいた。カラカサタケあるいはザラエノキタケではないかということだった。毒キノコではなさそうだ。お向かいの飼い犬のポンコが食べてしまっても安心だ。
夕方水やりの水がかかると、いきなり赤茶に変化した。この情報はまだ飯沢さんには伝えていない。
*写真は突然はえた大きなキノコ