2010/05/13

5月8日

朝から撮影準備を始める。
お昼抜きで、私はメークを始める。
午後2時過ぎから、撮影開始。まずは、人物がおらず、全体が光る抽象的世界を作成。その後、私が入り込み、撮影。顔部分と電気服の光りとの明るさの差がなかなか解決できず難行。いろいろな照明を繰り返すうち、やっと調子が出て来る。
高松5/8
*光る電気服に入る前の私

終了はほぼ八時。
その夜は、すこし高級な居酒屋で。


5月7日

高松市美術館で本日から作品制作にはいる。
田中敦子作「電気服」に私が入り込むという作品である。
高松市美術館所蔵の「電気服」は、着る状態にはなっていないので、もちろん入れない。そこで新たに入ることが可能なバージョンを制作し、これに田中敦子さんが色を塗った電球と管球を使わせてもらい、写真作品とビデオ映像を制作するという計画である。
田中敦子さんと金山明さんについては、プライベイトなおつきあいもさせていただいたし、多くの想い出もある。言葉は尽くせない。生前からこの計画について一度お話したいと考えていたが、ついに果たせぬまま二人とも他界なさった。

高松5/7
*写真は準備中の風景

今日は明日の写真撮影のための組み立て作業である。時間がかなりかかる。コードが100メートルばかり足りず、買い求めようとするが、なかなか入手が困難で時間がおして来る。なんとか手に入れ、ほぼ準備が整ったのが午後11時前だった。
夜は鶏の店、鶏長で。


2010/05/06

5月1日

早朝5時に起き、上六からリムジンバスで関空へ行く。
関空から金浦空港へ。
ソウルフォトフェア2010の特別個展とトークショーのために、ソウルを訪れる。ソウルには二回目だが、以前に行ったのはなんと1987年。あれがはじめての海外だった。釜山には2008年に釜山ビエンナーレのために行ったから、韓国へは約1年半ぶりである。
空港にはイムさんが迎えに来てくれていた。一路、フォトフェア会場のCOEXへ。渋滞のため到着は一時間を優に越えた。
ソウルフォトフェア入り口
*写真は、フォトフェア会場入り口
私の個展会場の展示をチェックした後、時間が迫っているトークショーの会場へ。飯沢耕太郎さんと合流。本日は飯沢耕太郎さんと私とのトークが三時間予定されている。通訳はキムさんとKOSUNAの名で写真作品を発表しているカンさん。ふたりは共に、日本と韓国をベースの活躍する写真家である。
ソウルブース1
*写真は、フォトフェアでのモリムラ個展ブース/1
スライドショーやビデオ作品を交えながら、なんとかトークショーを終えた後、会場でサイン会を約1時間。すべてが終わったのが7時過ぎ。それから食事に行く。
ソウルブース2
*写真は、フォトフェアでのモリムラ個展ブース/2
フォトフェアの主催者で雑誌フォトネットも主催する Choi,Jae-Gyunさん、今回のフェアのとりまとめをしてくれたキム・ドンヒョンさん、カン・チュルさん。韓国の写真界のリーダーであるクウ・ボンチャンさん。通訳をしてくれたキムさんカン(KOSUNA)さん。私のアテンドを担当してくれたイムさん(彼もまた写真家である)、そして飯沢さん、鈴鹿さん、MEMの石田さん。名前は忘れたが、日本の安斎重男さんのように重要な場面には必ず立ち現れる韓国の写真家‥‥と言った面々。
夕食はとても上品で美味の韓国料理のコース。次から次へと出て来るので食べ過ぎた。

食後、みんなと別れ、イムさんがタクシーでホテルまで連れて行ってくれ、ここでイムさんとも別れる。
その後で発覚したのは、ホテルが違っていたという事だった。
私のホテルはCOEXインターコンチネンタルなのだったが、イムさんがタクシーで連れて行ってくれたのは、グランドコンチネンタルだった。やっとその事がわかり、タクシーで私のホテルに向かう。
朝5時起きからホテル間違いの終了まで、くたくたの一日だった。でも楽しかった。

翌、5月2日、日本帰国。たったの一泊だったが、何日もソウルに滞在したような錯覚にとらわれる。


2010/04/30

4月28日

6月から開催の「レクイエム+全女優」展の打ち合わせと下見のために、豊田市美術館に行く。午後1時半に着き、館を出たのは7時。館内を何度も歩き回ってかなり疲れるが、ほぼ展示計画は出来た。いい展覧会になると思う。
行き帰りを、近鉄電車のアーバンライナーにする。新幹線では得られない旅情豊かな線である。私のばあいは、鶴橋駅からこれ一本で名古屋に行ける。すこし時間はかかるが、それが苦にはならない。
豊田の影
*写真は、豊田市美術館の壁に投影された影


2010/04/26

4月24日

朝早く起きて、イサムノグチ制作の平和大橋に行く。
2_平和大橋
*写真2/平和大橋
丹下健三の平和記念館を観る。
3_記念館
*写真3/平和記念館
その後、原爆ドームに訪れる。
4_ドーム
*写真4/原爆ドーム
午前10時前、ふたたび宇品に。
今日は、壁に掛ける作業。10メートル近く上に持ちあげての展示である。
5_展示風景
*展示風景5
11時くらいに、広島現美の神谷さん、角さん来訪。広島テレビ、中国新聞などの取材陣も来る。
6_展示風景
*展示風景6
展示はかなりの力業で、しかも危険をともなったが、なんとか無事終了。
7_展示風景
*展示風景7
高い位置への展示だったのでずっと見上げる状態が続き、気がつくと首が痛くなっていた。


4月23日

午後1時29分新大阪発の新幹線で広島に行く。開店前のジーンズファクトリーへの作品展示のためである。MEMの石田さんが同行。
広島宇品の現地に到着すると、大型プリント会社の三央さん、額縁の一風堂さんはすでに仕事を始め、三点のうちもう二点が額裝まで完了していた。
三点目もまもなく完了。きわめて順調である。
大きさが450センチX300センチの大きな作品である。これを急遽ジーンズファクトリーの新しく開店する宇品店に展示することが決まった。間に合うかかなり綱渡りであったが、ここまでこぎつけたという感じだ。
1_展示風景
*写真1/額装前の作品
この日は、作業はここまでとなる。プリントとパネルの接着に一日置く必要があるからだ。
夕方、広島市現代美術館に向かう。秋の巡回展の下見である。美術館で都筑響一さんに会う。


2010/04/20

4月17日

早い午後のフライトで成田へ。成田から伊丹へ。18日夜に大阪に着く。
18日には「日曜美術館」の放映があったのだが、結局観なかった。録画してあるので、後日観ることにしよう。
雨のNY
*雨のNY風景