6月1日
渋谷のNHKにて、「ラジオ深夜便」の収録。石澤典夫アナ。午後3時から、約40分。放送は6月23日の午前1時からとのこと。
渋谷から神田に向かう。写真弘社のラボで、豊田市美術館で発表する大型のマリリン3種(200X160センチ)と、高松市美術館で発表予定のこちらも大型(200X150センチ)の「電気服」作品2種の仕上がりを見に行く。白いマリリンと電気服作品のひとつが急遽やり直しとなる。
*写真は、ラボでチェックした白いマリリン
渋谷のNHKにて、「ラジオ深夜便」の収録。石澤典夫アナ。午後3時から、約40分。放送は6月23日の午前1時からとのこと。
渋谷から神田に向かう。写真弘社のラボで、豊田市美術館で発表する大型のマリリン3種(200X160センチ)と、高松市美術館で発表予定のこちらも大型(200X150センチ)の「電気服」作品2種の仕上がりを見に行く。白いマリリンと電気服作品のひとつが急遽やり直しとなる。
*写真は、ラボでチェックした白いマリリン
大阪中之島のリーガロイヤルホテルで開催された「全国美術館会議」総会での特別講演会のため、午後からホテルに行く。
約280名の美術館関係者を前に約1時間ばかり講演を行う。
そのあと立食による懇親会。よく知る人々もたくさん会ったが、それに加え、多くの初対面の美術館関係者とあい、名刺交換をする。
歓談が続き、乾杯の時のビールをひとくち飲んだだけで、あとは無食無飲となる。お皿にとった料理もテーブルのうえで寂しそう。講演会からだと3時間立ち詰めだったとあとで振り返る。
*写真は、結局食べられなかった寂しそうなお料理達
19日(水)午後、イタリアのアンドレア来訪、私の作品を所蔵するモデナの財団のためのビデオインタヴューを約1時間行う。私のスピーチはすべて日本語で。自分の作品や自分の考え方を英語でスピーチする、というビデオ作品(ドキュメントではなく)というようなものが出来そうな気がしてきた。私の最近のビデオ映像の作品は、1/動く写真としてのビデオ 2/演説としてのビデオ(つまり映像作品ではなく、演説作品)に大別できる。そして今日思いついた、解説ビデオは「2」の系列に属する。
20日(木)、急遽東京へ行き、高松で撮影した「電気服」スティールイメージのデータ化と色調整などを行う。いつもの市ヶ谷のラボ。ここともつきあいはもう20年になる。
東京は霧雨。市ヶ谷雨情である。
*写真は市ヶ谷の霧雨
ふくやま美術館で開催中の「トリックアートの世界」展にあわせて、講演会に行く。新幹線の駅を降りて徒歩で美術館に行ける。まさに理想的な駅前美術館である。バラ祭りの日と重なり、町には人が多かった。
*写真1は美術館の外
福山のおみやげに、ちいさなイカの天ぷら、「ちいいか天」があると、美術館の谷藤さんに教えてもらう。帰り際、美術館に平泉さんの案内で、買いに行くが、売り切れ御免の紙が貼ってあった。かわりに小鯛のみりん干しを買う。
洋菓子店、白ばらのローズサブレ、ふくたまごを購入。美術館でいただいたバラ味のマカロンも買えばよかったと新幹線に乗ってから思う。
*写真2は美術館の階段で撮った影
高松でのモリエンナーレに出品する三木富雄へのオマージュ作品「蝶覚の彫刻」のための耳の型取りを、ワニトラの田中さんにやってもらう。大村さん、小池さん、吉田さんにも手伝ってもらう。
なんとなくうまく行きそうだ。
*写真は、型取りした右耳と左耳をくっつけて蝶のようにした物(田中之博撮影)
朝から美術館で「モリエンナーレ」の打ち合わせ。
午後、福武ハウスとなる小学校を見学に女木島に行く。
高松港から「めおん」という名前のフェリーで20分。
*フェリーからの女木島
あいにくの雨だったが、なんとなく雨の旅情がいい。
帰りは、映像担当の岸本さんの車に乗せてもらって大阪に戻る。大村さんも同乗。
高松の人々は美術館の人々も含め、みんなとてもやさしかった。韓国のソウルでもそれを感じた。
誰を相手に美術をすべきか。それを考えさせる五月の日々である。
*女木島旅情
ビデオによる映像作品のための撮影を行う。
写真作品のほうは、7月から高松市美術館で開催される「森村泰昌モリエンナーレ まねぶ美術史」に出品。ビデオは同時期に開催される瀬戸内芸術祭の関連イベント/福武ハウスに展示する。
動く映像のほうも、朝から準備と打ち合せ。
午後から撮影を行う。
*光る電気服
比較的順調に進み、午後7時半には終了。
この日はイタリアンで夕食。
やっと12時を越さずに眠りにつくことができる。