7月2日~7日
7月2日
京都大学で開催の表象文化学会で、小林康夫教授との対談を行う。「感受性は『私』が傷つく事によって培われる」という教授の発言が強く印象に残った。
7月4日
撮影。松本竣介の「立てる像」をテーマに。
しかしうまく行かない。午前10時からはじめて、夜の11時過ぎまでかかる。
7月5日
日本橋の高島屋Xギャラリーでの個展準備のため東京に行く。
順調に進み、とてもいい感じの展示ができる。
7月6日
午前中に鎌倉の神奈川県立近代美術館に行く。「立てる像」を鑑賞する。
とんぼ返りで午後1時、高島屋へ。北野恒富のお孫さんである北野悦子さんや、竹内栖鳳のお孫さんである伊藤さんにお会いする。その後、客足が途切れず、結局昼食抜きとなる。6時半、高島屋を出て、東京駅から大阪に戻る。
7月7日
岩手での個展について考える。なにか私の中で足踏みするものがある。なぜ私はこの展覧会をやるのだろう。「立てる像」をテーマにした作品を制作中だが、はたして今の方針で突き進んでいっていいのだろうか。私はいったいどこに「立つ」べきなのか。しかし時間はない。いろいろな準備が急がれる。特に7月21日から始まる岩手ロケによるビデオ作品の準備をすべきなのだが、体も頭も動かない。