月別アーカイブ: 2011年7月

2011/07/09

7月2日~7日

7月2日
京都大学で開催の表象文化学会で、小林康夫教授との対談を行う。「感受性は『私』が傷つく事によって培われる」という教授の発言が強く印象に残った。

7月4日
撮影。松本竣介の「立てる像」をテーマに。
しかしうまく行かない。午前10時からはじめて、夜の11時過ぎまでかかる。

7月5日
日本橋の高島屋Xギャラリーでの個展準備のため東京に行く。
順調に進み、とてもいい感じの展示ができる。

7月6日
午前中に鎌倉の神奈川県立近代美術館に行く。「立てる像」を鑑賞する。
とんぼ返りで午後1時、高島屋へ。北野恒富のお孫さんである北野悦子さんや、竹内栖鳳のお孫さんである伊藤さんにお会いする。その後、客足が途切れず、結局昼食抜きとなる。6時半、高島屋を出て、東京駅から大阪に戻る。

7月7日
岩手での個展について考える。なにか私の中で足踏みするものがある。なぜ私はこの展覧会をやるのだろう。「立てる像」をテーマにした作品を制作中だが、はたして今の方針で突き進んでいっていいのだろうか。私はいったいどこに「立つ」べきなのか。しかし時間はない。いろいろな準備が急がれる。特に7月21日から始まる岩手ロケによるビデオ作品の準備をすべきなのだが、体も頭も動かない。


2011/07/05

ワークショップ&対談 報告

 7月2日、本HPでご紹介した「ワークショップ&作品上映・対談」に参加するため京都大学に
行ってきました。この催しの正式名称は「表象文化論学会 第6回大会 森村泰昌とペルソナの
表象文化論」というもので、第Ⅰ部はワークショップ「<ペルソナの詩学>再論―――プロソポン
から森村泰昌まで」、そして第Ⅱ部で森村と小林康夫氏との対談が行われました。
白いチェス駒を挟んでの対談(対局?)は森村の映像作品上映有り、15年以前東京大学で行った
森村のパフォーマンスの思い出話や東大博物館での「なにものかへのレクイエム」作品撮影の話
などとても興味深い内容で、時間制限のため話半ばで終了したのが残念に感じられました。

蟇セ隲・DSC_2311

蟇セ隲・DSC_2320


ART RAMBLE No.31

  2011年 6月30日  兵庫県立美術館・発行

 「その他」外伝 ― 「鼻がパイプの農婦」のこと   江上 ゆか・文、p6。

 「森村泰昌 なにものかへのレクイエム」展関連行事 紹介、p7。


アートコレクター

  2011年 7月号      (インタビュー)

 PREVIEW: 高島屋創業180周年記念 
             森村泰昌新作展「絵写真+The KIMONO」、p111-113。


2011/07/04

朝日新聞

2011年 7月3日   (執筆・連載)

 書評: FORM SCENERY SEEN THROUGH BONSAI (大和田 良著・深水社)


2011/07/01

森村泰昌 新作展「絵写真+The KIMONO」

 2011年 7月6日   カタログ    (執筆)

 高島屋創業180周年記念展の冊子カタログに、「日本画と着物と写真表現をつなぐ」と題した
文章を執筆。他に北野恒富・筆「婦人図」から想を得た6点の新作、1983年に森村が制作した
シルクスクリーン作品、この作品を再構成してデザインされた訪問着などの図版が掲載。