朝日新聞・夕刊
2011年7月20日 (関東版)
美術 ART&CULTURE
なり切る写真表現の森村泰昌 和服で80年前のポスターに
(大西若人・文、3面)
2011年7月20日 (関東版)
美術 ART&CULTURE
なり切る写真表現の森村泰昌 和服で80年前のポスターに
(大西若人・文、3面)
7月9日
クロワッサンプレミアムの取材旅行で、香川のこんぴらさんに伊藤若冲と高橋由一を観に行く。続いて、鳴門の大塚国際美術館に行く。プレミアム副編集長の齊藤さん、カメラの馬場さん、ライターの藤原さんとの四人旅である。
7月10日
引き続き取材旅行。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、井原市の平櫛田中記念館などを探訪。もの凄い暑さだった。
7月13日
再びクロワッサンプレミアムの旅に出る。まずは青森に飛び、青森県立美術館へ。目的は棟方志功だったが、巨大なシャガールに驚く。シャガールは絵がうまい、とあらためて感服。そのあと、棟方志功記念館と浅虫温泉の椿館に行き、棟方志功作品を鑑賞。逗留は、岡本太郎の巨大な暖炉がある奥入瀬渓流ホテルで。
7月14
八戸から盛岡の岩手県立美術館に移動。福田パンによって後、岩手の花巻に行く。宮澤賢治記念館、イギリス海岸、花巻農業高校敷地内の賢治の住家の復元などを観る。
7月15日
花巻の毘沙門天を拝観したあと、萬鉄五郎記念美術館を訪れる。午後2時のフライトで花巻を発つ。
7月16日
21日からの岩手でのロケ(ビデオ映像作品)のための衣装打ち合わせ。舟越保武のダミアン神父像をテーマにする。マスクや作った手なども使うので、そういう重要な小物のための打ち合せもやる。
7月17日
松本竣介の「立てる像」に基づく作品をやり始める。このために撮ったいろいろな写真のモノクロコピーをコラージュして、その上からパステルで色をつける。ちょっと松本竣介風になる
7月18日
萬鉄五郎の自画像をテーマに作品を作るので、その服の打ち合わせや実験を行う。思いのほか時間がかかった。異常に蒸し暑い一日で、かなり疲れる。時間を見つけては仕上げたクロワッサンプレミアムの旅エッセー、完成させメールで送る。21日からのロケ作品のためのシナリオ、絵コンテ、それに作中で私が行う朗読のための文章の作成などもやる。たくさんのやることがある。
7月19日
21日からの準備に明け暮れるうちに夕方となる。
対談 江成常夫と語る<昭和史のかたち>
江成常夫×森村泰昌
東京都写真美術館にて7月23日から開催されます「江成常夫写真展~昭和史のかたち~」の関連イベントとして、江成氏と森村による対談が開催されます。
日時:7月30日(土) 14:00~15:30
定員:70名
会場:東京都写真美術館 1階アトリエ
対象:展覧会チケットをお持ちの方
受付:当日10:00より当館1階受付にて整理番号つき入場券を配布します。
開場:13:30~、整理番号順入場、自由席