2011年元旦

11月、12月と忙しく、「ときおり日記」が「ひさしぶり日記」となって、すでに年は変わって、2011年。
昨年の暮れ、大阪梅田の阪神デパート地下一階に、行列ができていた。ガトーフェスタ ハラダのラスクを買い求める人々だった。ガトーフェスタ ハラダの本店は群馬にある。大阪では阪神デパートしか売っていない。その行列は、なんと80分待ちだった。
同じ年の瀬に、私の家から徒歩で15分ばかりにところにある菓子屋で、ガトーフェスタ ハラダのラスクを買った。昔ながらの菓子屋で、ガラスケースにパンがあったり、棚にスナック菓子やグリコの製品などが置いてある。この店に、そういう他の商品に混じって、ハラダのラスクが置いてあった。類似品ではない。だが値段も阪神デパートより安かった。初老の女性が出て来て対応してくれる、懐かしい雰囲気の個人商店。お客は誰もいなかった。
80分待つのなら、梅田からこの店に来て、再び梅田に戻れる時間である。
誰も知らないガトーハラダの売っている店。こういう情報を、こういうふうに公表していいものかどうか迷ったが、面白い発見なので、元旦の日記とした。でももしかしたら、こういう情報はネットですでに出回っているのかもしれない。あるいは、大騒ぎしているのは大阪だけで、全国的にはあまり盛り上がらない話題なのかもしれない。