芸術新潮
2010年10月号
特集:今こそ読みたいゴッホの手紙 スペシャリストが読む
芸術家はこう読む ゴッホは生涯「まねぶ人」でした。(談・森村泰昌) p36-47
月別アーカイブ: 2010年9月
2010年10月号
特集:今こそ読みたいゴッホの手紙 スペシャリストが読む
芸術家はこう読む ゴッホは生涯「まねぶ人」でした。(談・森村泰昌) p36-47
2010年10月8日号 (書評)
『まねぶ美術史』 評者:デザイン評論家 柏木 博 「捨てたもんじゃない」十七年の記録 p82
朝10時から夜8時前まで、大阪心斎橋についての取材を行う。
木ノ下智恵子さんからの依頼で、大阪本「大阪観光/美術家編」(仮)に参加、
その取材である。橋爪節也氏にも参加していただき、総勢8名であちこち巡る。
三木楽、てんぐ(和装履物)、小大丸ビルの社長さん達からもいろいろな話が聞けた。取材の最後に中尾書店の4階で橋爪節也氏と対談。最後はかなりフラフラ状態で解散。
*写真は、取材時に通った「写真のツバメヤ外観」
2010年 9月19日 (執筆)
書評: 西野達 Tatzu Nishi (西野達著、Akio Nagasawa Publishing)
朝から兵庫県立美術館に行く。
「なにものかへのレクイエム」の兵庫展に先駆けて、常設展示室での特別展「その他のちから/森村泰昌の小宇宙」という個展を11月から開催する。その出品作をまとめて、カタログを兼ねた書籍を造る。印刷物のための作品撮影と、本に載せるためのインタビューを、朝の10時から始め、夕方6時前まで行う。
私がかつて制作した、小品、カレンダー、招き猫、ポートフォリオ、「書」など、主要作品と呼ばれるもの以外の「その他」と分類される作品の数々を某コレクターが蒐集、これが現在兵庫県立美術館にある。ひさしぶりに観るそれらの「その他」と分類される作品は、自分で言うのもナンだが、かなり上質の作品だった。まさに展覧会タイトルどおり、「その他のちから」が現れたコレクションである。ちょっと、いや相当に嬉しくなる。いい展覧会になると思う。そしていい本ができると思う。
*写真は、作品写真撮影のためにセッティングされた作品のひとつ
昨日と今日、はじめての人間ドック受診の予定だったが、昨日14日、一日目の受診の後帰って熱を計ると、37度台になっていた。東京でひいた風邪をこじらせたらしい。かかりつけの内科と耳鼻科をはしごする。人間ドックに行きながら、他にふたつも病院を渡り歩くというのは不思議な気分だ。どうも体が良い人でないと人間ドックにはふさわしくないようだ。
このことは、スポーツジムにもあてはまる。ジムは元気な人がさらに元気になるために行くところである。ジムに行けるくらい元気であれば、なにも問題はないということであろう。
そんなわけで15日の二日目の人間ドックはキャンセルし、家でぶらぶらした。
元気になったら再度続きを受ける。元気になったら病院に行く、というのもやっぱりヘンな話である。
9月10日、東京に行く。午後、神田の写真弘社でたくさんの写真プリントのチェック。夜は、日比谷の高橋コレクション展のオープニングパーティに参加。
大勢の人がいる場所では、あちこちからいっぱいいろいろな音や声が耳に入って来て、今目の前のいる人の声がかき消される。以前、自分は難聴気味なんだろうかと医者に診てもらったこともあるが、正常だとのこと。私の精神はノイズカットの機能が働いていないのだろうか。
ホテルに戻ると喉が痛い。今年はよく夏風邪をひく。
9月12日。ウチのピラカンサスの鉢に突然キノコがはえていた。全長10センチを超えるキノコ。キノコ通でもある写真評論家の飯沢耕太郎さんにさっそくメールを打つと返事をすぐにいただいた。カラカサタケあるいはザラエノキタケではないかということだった。毒キノコではなさそうだ。お向かいの飼い犬のポンコが食べてしまっても安心だ。
夕方水やりの水がかかると、いきなり赤茶に変化した。この情報はまだ飯沢さんには伝えていない。
*写真は突然はえた大きなキノコ