2010/07/05

7月1日〜2日

クロワッサンプレミアム取材の続きで、今回は札幌に行く。
伊丹から朝のフライトで千歳に到着。雨模様。プレミアムの副編集長齊藤さん、写真家の伊藤さん。そして今回のライターは藤原さん。みんなと合流し車で、モエレ沼公園に行く。イサム・ノグチが死の直前1988年にデザインして、2005年のオープンした広大な公園である。
モエレモニュメント
*写真はモエレ沼公園のモニュメント

お昼をモエレ沼公園敷地内のフランス料理店で。すべての皿が合格点だったが、特に野菜は抜群。
公園内を自転車で散策。夕方4時すぎからの噴水のショーを見て、札幌市内に戻る。だんだん天気がよくなってきて、首筋が真っ赤に腫れる。
モエレ噴水
*写真はモエレ沼公園の噴水

夜は伊藤さんおすすめのジンギスカンの店「だるま本店」で堪能。そのあと、みんなでシャンソンライブのバー「銀巴里」が気になり行く。東京の「銀巴里」は閉店したが、ここは40年続いているという。この夜のゲスト歌手、松宮一葉さんは、網走に生まれ札幌で唄っているという。その生い立ちを背景にした内容の歌には心滲みるものがある。帰り際、カウンターでCDを購入。
だるま看板
*写真は、「だるま本店」の看板

翌2日、主要な目的である、三岸好太郎記念美術館を訪れる。今回が二度目の来訪。31歳で他界するまでの画風の変貌のダイナミズムに驚かされる。
記念美術館の後、昨日夕方に訪れた、大通り公園内に設置されたイサム・ノグチ作の滑り台彫刻「ブラック スライド マントラ」を再訪。その後は、フラワーフェスティバルを見て、いくつか高山植物を購入。
昼は札幌市内の鮨店北斎にて。
午後、美唄の「アルテピアッツァ美唄」に行く。
廃校を活用した美しい景観に彫刻家安田侃の彫刻が展示されている。
美唄はもともと炭坑の街である。車の窓からあちこちに見かける壊れた家屋と、美しく甦ったアルテピアッツァの対比が印象的で、「いったいどちらを美と言うべきか」考えさせられた。
アルテピアッツァ
*写真はアルテピアッツァの木立

帰りの千歳空港でアスパラを買う。
帰宅後さっそく食する。見事に美味で感動。


朝日新聞

  2010年 7月4日   (執筆)

 書評: ぶどう酒びんのふしぎな旅 (藤城清治影絵、H.C.アンデルセン原作 町田仁訳)