季刊・プリンツ21
2010年 秋号 6月26日発売 (執筆・連載)
露地庵先生の露地カル・ミステリー・ツアー 第64回
露地派な私の独り言 「私の展示作法」、p98-99。
月別アーカイブ: 2010年7月
2010年 秋号 6月26日発売 (執筆・連載)
露地庵先生の露地カル・ミステリー・ツアー 第64回
露地派な私の独り言 「私の展示作法」、p98-99。
2010年 9月号 (執筆・連載)
ART 美術の見方、美術の話。
『マン・レイ展 知られざる創作の秘密』展
20世紀のダンディズムに満ちたマン・レイの世界、p154-155。
展覧会「森村泰昌 モリエンナーレ・まねぶ美術史」が高松市美術館にて開幕いたしました。
今回は写真を交えて、レポートをお送りします。
7月16日(金)、開会式が開催されました。
写真上:スピーチをする森村 写真下:テープカットの様子
会場風景。
今回は、森村が影響を受けた作家の作品と森村自身の作品がそれぞれペアで展示されています。
高校1年生の授業時の木炭デッサンから最新作《光と熱を描く人/田中敦子と金山明のために》まで、高松市美術館の所蔵品とともに一堂に会しています。
7月18日(日)には、詩人の佐々木幹郎氏との記念対談が開催されました。
佐々木氏の父・佐々木節雄氏と森村との高津高校時代の交流、鶴橋へと話題が続き、映像《なにものかへのレクイエム(寺田園の向こうへ)》を上映しながらの解説、今回の展覧会についてなど、リラックスした雰囲気の中、話題が尽きない充実した対談になりました。
対談終了後は、サイン会を開催。多くのお客様にお集まりいただきました。
今回は、高松市美術館の展覧会の他にも、瀬戸内国際芸術祭の一環である福武ハウス2010(女木小学校<女木島>)にて森村の映像作品が展示されています。
今回が初公開となる最新作《動く電気服2010(田中敦子のために)》の展示風景。(女木小学校2階・シュウゴアーツブース)
場 所 :福武ハウス2010(女木小学校/旧女木保育所) TEL 087-873-0210(女木小学校)
会 期 :2010年 7月19日~10月31日(会期中無休)
開館時間:9:00~20:30(入場は20:00まで)
ぜひ今年の夏は、高松市美術館と福武ハウス2010の展示を合わせて足をお運びください!
2010年7月/赤々舎/¥2500+税
2010年7月~9月に高松市美術館にて開催の展覧会 「森村泰昌 モリエンナーレ・まねぶ美術史」のカタログとして出版。
16歳から2010年念の最新作まで、モリムラの秘蔵作品60点と、当時モリムラが影響を受けた美術史上の作品をペアで見せて、「まねぶチカラ」を魅せる。新しい美術史を提唱する書。
「森村泰昌 モリエンナーレ・まねぶ美術史」
場 所 :高松市美術館
TEL 087-823-1711
会 期 :2010年 7月17日~9月5日(会期中無休)
開館時間:月~土曜日・祝日(9:30~19:00)
日曜日 (9:30~17:00)
森村泰昌の実質デビュー作品は、1985年の[肖像 ヴァン・
ゴッホ]ですが、それ以前にもたくさんのユニークな作品を制作
していました。それらはダ・ヴィンチからデューラ、カンディン
スキー、岡本太郎、赤瀬川原平まで森村が感銘を受けた様々
な作家たちのスタイルをまねて描いた作品で、全く公開されず、
森村の手元で大切に保管されてきました。
今回の展示では、これら若かりし頃の作品を、森村に影響を
与えた作家の作品と共に初めて公開します。美術史を「まねぶ
(まなぶ・まねるの語源)」ことで表現の可能性を果敢に探究
した森村の知られざる前半生の仕事が今明らかにされます。
田中敦子の[電気服]とともに展示される森村の[電気服]への
オマージュ作品など、この展覧会のための新作にも是非ご期待
下さい。
2010年 7月4日 (書評)
23面・読書欄 「露地庵先生のアンポン譚」書評