2010/05/13

5月10日

朝から美術館で「モリエンナーレ」の打ち合わせ。
午後、福武ハウスとなる小学校を見学に女木島に行く。
高松港から「めおん」という名前のフェリーで20分。
高松5/10フェリー女木島
*フェリーからの女木島

あいにくの雨だったが、なんとなく雨の旅情がいい。
帰りは、映像担当の岸本さんの車に乗せてもらって大阪に戻る。大村さんも同乗。
高松の人々は美術館の人々も含め、みんなとてもやさしかった。韓国のソウルでもそれを感じた。
誰を相手に美術をすべきか。それを考えさせる五月の日々である。
高松5/10女木島旅情
*女木島旅情


5月9日

ビデオによる映像作品のための撮影を行う。
写真作品のほうは、7月から高松市美術館で開催される「森村泰昌モリエンナーレ まねぶ美術史」に出品。ビデオは同時期に開催される瀬戸内芸術祭の関連イベント/福武ハウスに展示する。
動く映像のほうも、朝から準備と打ち合せ。
午後から撮影を行う。
高松5/9
*光る電気服

比較的順調に進み、午後7時半には終了。
この日はイタリアンで夕食。
やっと12時を越さずに眠りにつくことができる。


5月8日

朝から撮影準備を始める。
お昼抜きで、私はメークを始める。
午後2時過ぎから、撮影開始。まずは、人物がおらず、全体が光る抽象的世界を作成。その後、私が入り込み、撮影。顔部分と電気服の光りとの明るさの差がなかなか解決できず難行。いろいろな照明を繰り返すうち、やっと調子が出て来る。
高松5/8
*光る電気服に入る前の私

終了はほぼ八時。
その夜は、すこし高級な居酒屋で。


5月7日

高松市美術館で本日から作品制作にはいる。
田中敦子作「電気服」に私が入り込むという作品である。
高松市美術館所蔵の「電気服」は、着る状態にはなっていないので、もちろん入れない。そこで新たに入ることが可能なバージョンを制作し、これに田中敦子さんが色を塗った電球と管球を使わせてもらい、写真作品とビデオ映像を制作するという計画である。
田中敦子さんと金山明さんについては、プライベイトなおつきあいもさせていただいたし、多くの想い出もある。言葉は尽くせない。生前からこの計画について一度お話したいと考えていたが、ついに果たせぬまま二人とも他界なさった。

高松5/7
*写真は準備中の風景

今日は明日の写真撮影のための組み立て作業である。時間がかなりかかる。コードが100メートルばかり足りず、買い求めようとするが、なかなか入手が困難で時間がおして来る。なんとか手に入れ、ほぼ準備が整ったのが午後11時前だった。
夜は鶏の店、鶏長で。