5月1日

早朝5時に起き、上六からリムジンバスで関空へ行く。
関空から金浦空港へ。
ソウルフォトフェア2010の特別個展とトークショーのために、ソウルを訪れる。ソウルには二回目だが、以前に行ったのはなんと1987年。あれがはじめての海外だった。釜山には2008年に釜山ビエンナーレのために行ったから、韓国へは約1年半ぶりである。
空港にはイムさんが迎えに来てくれていた。一路、フォトフェア会場のCOEXへ。渋滞のため到着は一時間を優に越えた。
ソウルフォトフェア入り口
*写真は、フォトフェア会場入り口
私の個展会場の展示をチェックした後、時間が迫っているトークショーの会場へ。飯沢耕太郎さんと合流。本日は飯沢耕太郎さんと私とのトークが三時間予定されている。通訳はキムさんとKOSUNAの名で写真作品を発表しているカンさん。ふたりは共に、日本と韓国をベースの活躍する写真家である。
ソウルブース1
*写真は、フォトフェアでのモリムラ個展ブース/1
スライドショーやビデオ作品を交えながら、なんとかトークショーを終えた後、会場でサイン会を約1時間。すべてが終わったのが7時過ぎ。それから食事に行く。
ソウルブース2
*写真は、フォトフェアでのモリムラ個展ブース/2
フォトフェアの主催者で雑誌フォトネットも主催する Choi,Jae-Gyunさん、今回のフェアのとりまとめをしてくれたキム・ドンヒョンさん、カン・チュルさん。韓国の写真界のリーダーであるクウ・ボンチャンさん。通訳をしてくれたキムさんカン(KOSUNA)さん。私のアテンドを担当してくれたイムさん(彼もまた写真家である)、そして飯沢さん、鈴鹿さん、MEMの石田さん。名前は忘れたが、日本の安斎重男さんのように重要な場面には必ず立ち現れる韓国の写真家‥‥と言った面々。
夕食はとても上品で美味の韓国料理のコース。次から次へと出て来るので食べ過ぎた。

食後、みんなと別れ、イムさんがタクシーでホテルまで連れて行ってくれ、ここでイムさんとも別れる。
その後で発覚したのは、ホテルが違っていたという事だった。
私のホテルはCOEXインターコンチネンタルなのだったが、イムさんがタクシーで連れて行ってくれたのは、グランドコンチネンタルだった。やっとその事がわかり、タクシーで私のホテルに向かう。
朝5時起きからホテル間違いの終了まで、くたくたの一日だった。でも楽しかった。

翌、5月2日、日本帰国。たったの一泊だったが、何日もソウルに滞在したような錯覚にとらわれる。