4月14日
朝から猛勉強。英語の添削を受けたので、リズムが狂ってしまった。日本でだいぶんスピーチの練習をやったのに、やり直しと言う感じ。ぎりぎりまで、ジェットラグの眠さと戦いながら、ひとりでホテルの部屋でがんばる。
6時から約1時間の講義で、最後に私が三島由紀夫らしき人物に扮して演説するビデオ作品を見せて、無事終了。
その後、パーティ。それが終わったら、私のNYの画廊スタッフ、コレクター達とレストラン。
あとで聞いた話によれば、ドナルドキーン先生は、「ミシマ」ビデオの途中で退席なさったとのこと。市ヶ谷の事件はキーン先生には絶対に話題にしたくない心の痛手なのである。楽屋ででも、私はキーン先生に「今日の内容は先生に叱られるかもしれません」とお話していた。やはりきっと「叱られる」内容になったのだろう。覚悟の上での私なりの講演会内容であったが、やはり悲しい。