ユリイカ
2010年3月号 青土社・発行 (対談) (インタビュー)
特集*森村泰昌-鎮魂という批評芸術 pp.51-230
美術手帖、フォトグラフィカに引き続いての森村特集号。
今号では福岡伸一氏との対談、黒瀬陽平氏によるインタビューをはじめ、「Mを生んだ風景/Mの生んだ景色」として幼少期から現在に至る森村の素顔のスナップ、多くが初公開の初期作品が満載。
その他、著名人による評論が多数掲載され、森村ワールドに様々な切り口から触れる事が出来る一冊になっています。
月別アーカイブ: 2010年2月
2010年3月号 青土社・発行 (対談) (インタビュー)
特集*森村泰昌-鎮魂という批評芸術 pp.51-230
美術手帖、フォトグラフィカに引き続いての森村特集号。
今号では福岡伸一氏との対談、黒瀬陽平氏によるインタビューをはじめ、「Mを生んだ風景/Mの生んだ景色」として幼少期から現在に至る森村の素顔のスナップ、多くが初公開の初期作品が満載。
その他、著名人による評論が多数掲載され、森村ワールドに様々な切り口から触れる事が出来る一冊になっています。
2010年 3月号 (執筆・連載)
ART アール・デコの時代を奔放に生きた女性画家の「強さ」と反比例するような「暗い眼差し」、
「美しき挑発 レンピッカ展 本能に生きた伝説の画家」、p66。
2010年 3月号 (対談)
本江邦夫の「今日は、ホンネで」 第24回森村泰昌 1枚の写真の中の幾層もの「対話」、p76-82。
2010年2月25日
「さ~て私はだれでしょうか!?」というタイトルで、東京都写真美術館で開催される「なにものか
へのレクイエム-戦場の頂上の芸術」展を紹介しています。掲載図版はアインシュタインになった
「宙の夢/アルベルト2」。
長い間、日記が書けなかった。忙しすぎた。日記が書けないほど忙しいというのは、あまりよくない。親しい人々への連絡も滞った。すこし振り返って、主として3月から開催し一年間巡回するレクイエム展関係の備忘録を書いておこう。
12月21日 かかりつけの医師に行き、体調不良を訴え、胃カメラ検査などを行う。たいした症状は見られなかったが、出血あ
り。ストレスが原因なのはわかっている。
12月22日 手塚治虫撮影。
(写真/手塚治虫撮影現場)
12月25日 東京で合成作業の予定をしていたが、体調不良のため中止。
12月26日 篠山紀信さんとの対談(フォトグラフィカ)を、東京乃木坂の篠山事務所で行う。なんとか敢行できたので安心す
る。これが頓挫すれば、今後の予定もおぼつかないと思っていたから、一種の賭けだった。
1月3日 早朝から近所の古い建物/有楽荘外観を撮影。1945年ドイツ作品の背景である。
(写真/有楽荘)
1月10日 ガンジー撮影。この撮影ですべての撮影が終わった。最後のこの撮影は、不思議なくらい静かな時間の中で進
んだ。いい作品でフィニッシュを迎えたと思う。
1月12日 12月に予定していて中止したコンピュータの合成作業を東京で行う。ポロック、ボイス、手塚治虫、1945年ドイツ
の4作。これでやっと出品作すべてのイメージが完成した。
1月13日 レクイエム展の全体会議を東京都写真美術館で行う。長い会議の後、家庭画報取材。
1月14日 草月ホールにて、映像作品「海の幸 戦場の頂上の旗」のためのピアノ演奏、その数カ所を再び録音。英語による
最後のスピーチも録音する。
1月15日 細江英公さんに会いに行く。アサヒカメラの対談の仕事であるが、私の大きな目的は細江さんにお会いしたかった
のと、大昔から持っていたある想い出の資料を直に細江さんにお見せしたかったのと、このふたつだった。(くわし
くはアサヒカメラ3月号で)
1月19日 大阪で鈴木邦男さんと対談。くわしくは美術手帖のモリムラ特集で。
1月20日 大阪で坪内祐三さんと対談。くわしくはこれも美術手帖のモリムラ特集で。
1月21日 大阪で美術手帖モリムラ特集のロングインタヴューなど。あわせて、レクイエム展カタログの中に載せる内容につい
ての取材も兼ねて、広島市現代美術館の神谷さん、角さん、兵庫県立美術館の江上さんらも参加。
1月24日 大阪で本江邦夫さんと対談。くわしくは「月刊美術」誌にて掲載。
1月27日 東京/恵比寿で週刊文春取材。
1月28日 東京/恵比寿で福岡伸一さんと対談。くわしくはユリイカのモリムラ特集で。
1月29日 東京/神田でレクイエム展出品作の大きな作品の仕上がりをチェック。その後、代官山で「+ing」誌のインタヴュー
と撮影。
(写真/代官山で会った「ゲバラ」)
1月30日 東京/渋谷でロングインタヴュー。相手は黒瀬陽平さん。くわしくはユリイカのモリムラ特集で。
1月31日 大阪で、フォトグラフィカ誌森村特集の、ロングインタヴュー(聞き手はタカザワケンジさん)
2月4日 京都で岸本康さんと、「海の幸」作品の最終編集。なんとか2月8日の試写会には間に合いそうだ。
2月6日 大阪のMIOの写真アワードの審査員として、トークに参加。その後授賞式と入選者とのパーティ。帰宅後、原田祐
馬さん、山副さんと、作品集「全女優」の色校などをチェック。カヴァーまわりの帯の色など、大幅な修正案が出る。
2月8日 東京都写真美術館ホールでレクイエム展のプレス発表と「海の幸」試写会を行う。その後、場所を変えて質疑応
答。
2月9日 朝からジャパンタイムズのインタヴュー。午後は、Voice誌ロングインタヴュー(聞き手 藤原えりみさん)にはじまり、
「ハナコ」取材。さんまのスーパーからくりテレビのディレクターとの打ち合せなどをすませる。
2月11日 大阪のNHKで、夕方、姜尚中さんと会う。日曜美術館の特集のため。
2月12日 引き続き、朝9時半から姜尚中さんとロケ。鶴橋数カ所での収録の後、大阪城の旧陸軍第四師団司令室の建物
(私が三島由紀夫作品を作ったところ)を経て、釜ヶ崎へ。姜さんと私は、収録とはまったく無関係に、一日中話をす
る。移動中も昼食時もずっと話をしつづけた‥‥‥。
2月22日 京都に行き、岸本さんのところで、「海の幸」作品に英語スピーチの箇所を再度録音。いよいよこれで最終編集にと
りかかる。
日記は書き続けたい。溜めてしまうとどうもいけない。せっかくやり出したのだから続けようと、あらためて思う。
(写真/最近取り壊された近所の元ダンスホール)
2010年 春号 VOL.18 エムディエヌコーポレーション・発行 (対談) (インタビュー)
特集「森村泰昌 なにものかへのレクイエム」pp.34-pp.109
美術手帖3月号に続き、こちらも3月11日から東京都写真美術館で開催される「なにものかへの
レクイエム-戦場の頂上の芸術」展出品作を多数掲載。
森村本人のインタビューや映像作品≪海の幸・戦場の頂上の旗≫屋外ロケ、スタジオ撮影現場も
レポート。カメラマン・福永一夫氏によるスナップ集はいずれも初公開のショットばかりです。
さらに篠山紀信氏との対談など、展覧会の鑑賞前もしくは後でも必見の一冊になっています。
2010年 3月号 (対談)
「なにものかへのレクイエム」展 紹介 出展作品を掲載、p47-54。
対談:森村泰昌X細江英公 「35年目の写真談義」、p234-237。