11月13日
ブルータスのフクヘンこと鈴木さん、橋本麻里さんら来訪。本特集の取材である。「本」があると話ははずむ。光文社からの依頼原稿で、「22世紀に残す本」というテーマでエッセーも書いた。本は「書物」。書くという身体行為と、物体としての重量を感じることが「本」である。とすれば、「本」とは人間に他ならない。「本」を失うことは、人間の死を意味する。そして時代はこの「人間の死」をほとんど顧みないで暴走している。
月別アーカイブ: 2009年11月
ブルータスのフクヘンこと鈴木さん、橋本麻里さんら来訪。本特集の取材である。「本」があると話ははずむ。光文社からの依頼原稿で、「22世紀に残す本」というテーマでエッセーも書いた。本は「書物」。書くという身体行為と、物体としての重量を感じることが「本」である。とすれば、「本」とは人間に他ならない。「本」を失うことは、人間の死を意味する。そして時代はこの「人間の死」をほとんど顧みないで暴走している。
やっと机に向かう事が出来、たまりにたまった依頼原稿や連載をやりはじめるが、簡単ではない。外は雨。
昨日の集荷が雨だったらえらい大事であった。
来年7月から高松市美術館で開催する個展「第一回モリエンナーレ/『私』美術史」の集荷がある。
私の高校生時代の作品から最近作まで大量に預ける。図録のために作品写真も撮らねばならず、
額装などの事もあるので、ずいぶん早めの集荷となる。
審査二日目。今年は作品の質は上がったが、おとなしい作品が多くかった。
ここにも不況の影響があるとのことだった。芸術もそれなりに費用のかかることだから、冒険にお金は費やせない
のである。難しいところだが、ここで芸術がふんばらないとどうするんだと、私自身はなんだか心のうちで闘志を
燃やした。温泉が効いて、疲れがちょっととれたせいかもしれない。
城山観光ホテルの朝食は、スゴイの一言である。バイキング形式なのであるが、鹿児島の食材を豊富に使った
和洋およそ50種のメニューが、ずらりと並ぶ。このほかに、黒酢ジュースやプチケーキもある。御飯は白米、
雑穀米、お粥。みそ汁も赤みそと白みそが選べる。
私の本日の選択は以下のとおり。
錦江湾の鯛の造り、若鶏むね肉柔らか蒸し、ちりめんじゃこに大根おろし、おから、焼きナス、安納焼き芋
ほうれん草おしたし、きびなご、がらんつ、秋刀魚蒲焼き、さつまあげ、釜焼又焼、卵焼き、みそ汁、御飯、
果物、種子島ミルク、黒酢ドリンク、プチケーキ他(*写真参照)