11月13日

ブルータスのフクヘンこと鈴木さん、橋本麻里さんら来訪。本特集の取材である。「本」があると話ははずむ。光文社からの依頼原稿で、「22世紀に残す本」というテーマでエッセーも書いた。本は「書物」。書くという身体行為と、物体としての重量を感じることが「本」である。とすれば、「本」とは人間に他ならない。「本」を失うことは、人間の死を意味する。そして時代はこの「人間の死」をほとんど顧みないで暴走している。