10月28日、29日
大阪阿倍野のあるビルMIO主催の写真アワードの審査を二日にわたって行う。
写真家の今森さんと、キュレーターの島さんが他の審査員。
審査しながら、「写真の危機」について考える。今はもう「写真」という言葉が機能しなくなりつつあるのではないかという危機感である。ではそんなとき、失われつつある「写真」の復権を訴えるのか、それとも「ポスト写真」とでもいうべき新しい感受性を積極的に認めるのか。
分岐点に立った時の選択は難しい。「写真」の話から飛ぶが、かつての1945年という時代の分岐でも、いったいどういう道を選択すべきだったか、その解答は得られず、今もまだ問われ続けている。
*写真はMIO審査会場