10月6日

091006午前に一件、午後から二件、対談を行う。
午後からの最初は、草月流の勅使河原茜家元との対談。新宿エプサイトギャラリーの私の個展「魔舞裸華視」の会場で家元に花を生けていただき、その前で対談。「前代未聞の表現」というテーマを中心にいろいろなお話しをする。
黒い花器に黒く塗った枝の重厚。密集する深い赤の花。繊細に飛び交う色花。水平に日本刀で切ったような上部の大胆。三つの要素がさりげなくからみあっている。今回の私の個展は色曼荼羅だったが、「私の好きな色合いでした。すべての作品に紫がありますね。特に、こういう紫が私の一番の好みでもあるんです」との家元の御意見を聞き、色彩のバイブレーションを感じる。
いろいろな仕事を済ませ、大阪帰宅は10時過ぎ。台風が近づいていることをはじめて知る。
*写真は、家元の花と私の作品。色の競演。