9月20日『戦場/再び頂上に旗を立てる』
快晴。一片の雲さえもない青空。
「硫黄島に旗を掲げる兵士達」をテーマにした撮影をもう一回行う。ビデオでの撮影は昨日終了したので、今回は大型カメラによる写真撮影である。
動きをストップさせるので、細部の見え方や静止したときのポーズが厳密になってくる。動くのではなく、決まったポーズで動かずにじっと我慢しているのは、拷問に近いとさえ言える。
写真撮影終了後、初日に曇り空のもとで撮影した「白い布を干すシーン」を青空のもとでビデオ再撮。
その後、行軍のシーンを何カットかビデオで撮影し、全員くたくたになる。
*写真は、晴天下の物干シーン(実際はこの道具立ての前に日本兵の私がしゃがみ込み、水筒から水をラッパ飲みするシーンとなる)