2009年7月23日

伝説の赤いベーゼンドルファー/草月ホールにて090723朝から草月会館に行く。草月ホール見学のためである。「なにものかへのレクイエム」展のラストを飾る「硫黄島」をテーマとした映像作品のためのロケハン。カメラを回す岸本康さん、かつて草月にいて、現在は写真美術館のキュレーターである藤村里美さんとホール見学。ホールの山口さんにていねいに案内してもらった。世界でも稀なピアノ、赤いベーゼンドルファーを見せてもらう。ジョン・ケージや武満徹が弾き、ヨーゼフ・ボイスもナムジュンパイクとのパフォーマンスで使ったという、戦後美術の証人のようなピアノでもある。ちょっと私も弾いてみる。このピアノを弾く映像のシーンは必ず入れようと、あらためて強く思う。
午後はカード会社の会員誌「てんとう虫」への執筆の打ち合わせ。編集を担当するアダックの井上さんと二時間近く話をする。
その後、新宿のエプサイトギャラリーでの打ち合わせ。今年8月28日から始まるエプサイトでの私の個展「魔舞裸華視/まぶらかし」の作品テストプリント、展示計画などについて、マトリックスの本尾さん、エプサイトギャラリー館長の鵜澤さんら7名ばかりで全体会議をみっちり。